発達障害の人は圧をかけると安心する
ADHDをはじめ、発達障害では
身体に圧をかけることで
自分自身を安心させている場合があります。
圧をかけると安心します
動物学者でもあり自身も自閉症である
テンプル・グランディンは
締め付け機の圧迫感を受け入れると鎮静と安心感が広がる
(テンプル・グランディン,マーガレット・ M・スカリアーノ:1994)
と言っています。
締め付け機は圧を加える機会です
圧迫を与えると安心する理由の一つに
ボディイメージ(身体感覚)の乏しさ が
関係していると思います。
安心のために圧をかけること自体は
何の問題もありませんが
圧の掛け方によっては
身体の負担になる場合があります。
今回は私の経験をもとにして
ADHDである私が無意識のうちに
どのように身体に圧をかけていたか
そして日中に私が行っている
安全で負担の少ない圧のかけ方 を
お伝えしたいと思います。
この記事から学べることはこちらです
- ADHDに見られる身体に圧をかける動作
- 日中にできる身体に負担の少ない圧のかけ方
①歯軋り
歯軋りも安心のために行っている場合があります。
ですがデメリットはたくさんあります。
- 歯が擦り減ってしまう
- 知覚過敏になる
- 肩こりや腰痛になる
虫歯にもなりやすそうですね
歯軋りの対策はこちらです
- ガムを噛む
- マウスピースをつける
②握り込み
ADHDの含めた発達障害の方は
安心するために無意識のうちに
強く手を握っている場合があります。
ひどい場合は手のひらに爪痕がつくほどです。
傷ができてばい菌が入ったら大変です
握り込みの対策としては
- タオルやハンカチを握る → 手汗を拭いてるみたいに見える
- やわらかボールを握る → 握力を鍛えているみたいに見える
周りの目を気にしないでできます
③片脚に体重をかける
立ち仕事をしている友人の話です。
彼女はいつも右足ばかり痛くなるそうで
その理由を探ってみると
仕事中、無意識に右足へ体重をかけており
その体重のかけ方が過剰だったそうです。
おそらく、自分を安心させるために
わざと右足ばかりに体重をかけていた。
ということみたいです。
対策としてはこちらが考えられます。
- 椅子に座らせてもらう
- 時間を区切って圧をかける足を入れ替える
完全に余談なんですけど、
自宅で使っている椅子が
可愛いので見てみてください。
おすすめの圧のかけ方は「手を合わせる」
私の圧のかけ方を紹介します。
私自身、多動性で手遊びがやめられず
それを抑えるために腕を組んで
自分自身を締め付けていました。
それがすごく安心できたんです
でも、ずっと腕を組んでいると
周りの印象も良くはありません。
そこで考えて思いついたので
『両手を合わせる』でした。
- 身体の負担が少ない
- 見た目の印象も悪くない
- 物を必要としない
手のひらを合わせるだけ、爪痕もつきません。
なんかいつもお礼してるみたい
これは私だけかも知れませんが
一ヶ所に強く圧をかけていると
歯軋りなどで他の部位に
圧をかけることも少なくなりました。
ただ一つだけデメリットを言えば
胸筋が鍛えられるので
だんだん胸板が厚くなるかも(笑)
安全に圧をかけよう
今回のまとめです
- 発達障害の方は圧をかけると安心(することがある)
- アイテムを使って安全に圧をかけよう
- 簡単・安全に圧をかける方法は『両手を合わせる』
癖でよくやってしまう圧のかけ方
他にも身体に負担の少ない方法など
コメントで教えてもらえると嬉しいです。
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