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『ADHD×理学療法士がボディイメージについてまとめてみた』

これを読んでいるあなたは

食事中、頻繁に食べ物をこぼしていませんか?

そーたろう

私も知らないうちにテーブルを汚しています


その原因はもしかしたら
「ボディイメージのズレ」かもしれません。

今回は理学療法士10年目の私が
ボディイメージについて
簡単にまとめました。

また、私自身もADHDであり

  • いつもごはんを食べこぼす
  • 思わぬところで怪我をする

などの悩みを抱えながら
日々を過ごしています。

https://lukewarmblog.com/adhd16/
そーたろう

主役でもないのに結婚式で悪目立ちしたくないですね

ADHDとボディイメージの関係も書いていきます。

この記事はこんな方におすすめ!
  • よく食べ物をこぼす
  • ボディイメージが何か気になる
  • ADHDとボディイメージの関係を知りたい
目次

ボディイメージとは?

色々な説明がされていますが、

私がボディイメージを簡単に言うと、こうなります。

様々な感覚を通して自分の身体の大きさや動きを把握すること

私たちは無意識に身体の中にある様々な感覚を
上手くまとめて使いこなしているのです。

食事をするにも様々な感覚が必要

ボディイメージについて
一つの例を使って考えてみましょう。

『目の前のお寿司を箸で取って食べる』

このときに私たちはどんな感覚を使って
動いているのか考えてみてください。

①目で見て食べ物の場所を把握する
→お寿司と自分の距離感がわかる(視覚)

②身体を傾ける
→どれだけ身体を傾けたら良いかわかる(前庭覚)

③腕を伸ばす
→どれだけ腕を伸ばせば良いかわかる(深部感覚)

④箸でお寿司を挟む
→落とさず・潰さない力加減ができる(深部感覚)

⑤自分の口へ運ぶ
→口の場所を把握することができる(触覚)

これら多くの感覚を細かく使っていることで
食事はもちろん、様々な動作を行うことができます。

そーたろう

ちゃんとできると美味しく食べられます

体性感覚と特殊感覚が重要になる

先ほどはボディイメージの簡単な例をお伝えしました。

ここでは感覚にはどんな種類があるかお伝えします。

※今回はボディイメージに関係する部分だけ説明します。

感覚には大きく分けて3つあります

  • 体性感覚:皮膚の触覚、筋肉の動きなど
  • 特殊感覚:視覚、聴覚、味覚、平衡など
  • 内蔵感覚:臓器の感覚(今回は省略します)

ボディイメージに関係してくるのは
体性感覚と特殊感覚になります。

体性感覚

体性感覚は表在感覚深部感覚(固有感覚)に分類されます。

そーたろう

深部感覚と固有感覚は同じ意味です

  • 表在感覚→皮膚の感覚、触られた感覚がわかる
  • 深部感覚→筋肉・関節の感覚、力加減・関節の動きがわかる

先ほどの例で言うと、深部感覚は

「お寿司を運ぶため力加減をする」

ところになります。

特殊感覚

五感という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

そーたろう

視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚ですね

触覚以外の五感は特殊感覚になります。

  • 視覚→光や景色がわかる、ボディイメージの確認にも利用する
  • 聴覚→音の方向・大きさがわかることで、対象物への距離がわかる
  • 前庭覚→身体の傾き・スピード・回転がわかる
そーたろう

前庭覚が敏感だと乗り物酔いしやすくなります

ADHDとボディイメージの関係

ADHDの原因は正確にはわかっていません

ADHDの方は、この前頭前野の機能調節に偏りが生じることによって「不注意・多動・衝動」といった特徴が現れると考えられています。

医療法人東横会たわらクリニックより引用

ADHDとは、一言でいうと新皮質と旧皮質のバランスが取れていない状態です。

d-carrerより引用
脳の断面図

新皮質・旧皮質は上の画像で説明するとこうなります。

  • 新皮質:外側の大きなピンクの部分知的活動を司る
  • 旧皮質:白いカーブの部分本能・情動・記憶を司る

さまざまなサイトを確認すると

脳の機能的な問題による

と言われていることが多いようです。

そして、先ほど説明した多くの感覚を司る大元が脳にあります。

そーたろう

視覚も聴覚も深部感覚も脳がまとめてます

ADHDとボディイメージの関係は次のようになります。

  1. ボディイメージは様々な感覚を通して自分の身体の動きを把握すること
  2. 様々な感覚を司るのは脳である
  3. ADHDでは脳に機能的な問題がある
  4. そのため感覚の過敏・鈍麻となりボディイメージにズレが生じる

おわりに

今回のまとめ
  • ボディイメージは感覚を通して身体の大きさや動きを把握すること
  • 感覚は大きく分けて「体性感覚・特殊感覚・内臓感覚」がある
  • 多くの感覚を司るのは脳

今回はボディイメージについて書きました。

もしも今は苦手な動きがあるとしても

目で確認して頭で考えながら身体を動かすことで
ボディイメージは鍛えられます。

また改めてボディイメージの鍛え方については書きたいと思います。

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この記事を書いた人

「生きづらさを感じる人の心と身体に寄り添い、すこしでも力になる文章を届ける」を意識しながら発信しています。
都内在住の32歳/理学療法士/趣味はサウナと庭園巡り
バイトをクビ→課題を忘れて大学を留年→仕事でも落ちこぼれ→ADHDと診断→精神科を通院中

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