失敗談

『中学生のときにバスケットボール部だったADHDが辛いと感じた3つのこと』

以前の記事でバスケットボール部時代の
シュートを頑張れたことを書きました。

中学時代にバスケ部で万年補欠だったADHDの私がシュート練習だけは頑張れた3つの理由 バスケットボールって楽しいですよね。 だけど、いざ自分がやろうとすると難しい。特にADHDの人は球技が苦手な場合が多いです。 ...

確かにシュートは楽しかったですが
それ以外の部分ではかなり辛かったです。

今回はその理由を書いていきます。

この記事はこんな方におすすめ!
  • ADHDがスポーツをしたときのでデメリットが知りたい
  • バスケットボール部に入ろうと思っている

普通にドリブルしているだけで相手にぶつかる

いきなり何を言っているのか
意味不明だと思います。すみません。

当時の私には、自分でも理解できませんでした。

ドリブルをしても相手にぶつかる。
しかも激突するような感じです。

専門用語で言えば『チャージング』
攻撃側(私)の反則となっていました。

「どうしてドリブルするとぶつかるんだろう?」
といくら考えても分かりませんでした。
ですがある日観戦に来ていた母親に言われた言葉で気がつきました。

「あんた、それだけ猫背で前見えてるの?」

ようやく判明しました。

私は自分が猫背過ぎたために
身体が折れ曲がった状態で
足元しか見ずにドリブルをしていたのです!

いや、そんなことある?

たしかに私の(数少ない)得点パターンは

パスを受ける→すぐにシュート

これがほとんどでした。
(わざわざ囲むほどでもなかった)

自分でドリブルで切り込んでレイアップ」
ほとんどありませんでした。

それもそうですよね、
ゴールを全く見ずに
足元しか見ていないから(泣)

練習メニューや作戦が覚えられなかった

私は耳から理解する能力が乏しいのか
聞いたことが瞬時に分かりません。

「え、なんて」と聞き返して
相手が言い直しているうちに
理解ができることもあります。

話し声を聞いて、遅れて理解が入ってくる

こんな感覚になることが多いです。

練習でコーチやキャプテンが
「次は○○するぞ!」
と口頭で伝えてもすぐに反応できず
いつも人より遅れて動き出します。

コーチが口頭で作戦や説明しても
耳からではほとんど理解ができません。

試合中にメモを持ち歩くわけにもいかないし。
(当時はメモするという考えもなかったですが)

その結果、言われたプレーができずに
いつも怒られてばかりでした。

何よりも人間関係がストレス

これが一番ですね。

バスケも下手で、自己肯定感も低い
だから他の部員にも舐められていました。

同級生のドリンクを運んでいると
「体温で温まるから、素手で持つなよ」
と言われたことがありました。
偉そうだったけど、何も言い返せませんでした。

おわりに

  1. 耳からの理解が追いつかず練習も上手にできない
  2. コーチに怒られて、萎縮する
  3. 他の部員からも舐められる
  4. 「自分はダメなやつだ」と自己肯定感が下がる
  5. 余計にできなくなる

こんなループに陥っていました。
1年生のときは練習が嫌すぎて
お昼頃になるお腹が痛くなり
2日に1回は早退していました。

当時は辛かったですが
今ならバスケットボールは好きです。
大学時代もバスケサークルに参加していました。
コーチや部員に合わせる部活ではなくて
自分のペースで楽しめる今なら大丈夫です。

今回のまとめ
  • 身体を起こせば視野が広がる
  • ADHDは自分のペースで楽しめるスポーツをした方が良さそう
ABOUT ME
そーたろう
「生きづらさを感じる人の心と身体に寄り添い、すこしでも力になる文章を届ける」を意識しながら発信しています。 都内在住の32歳/理学療法士/趣味はサウナと庭園巡り バイトをクビ→課題を忘れて大学を留年→仕事でも落ちこぼれ→ADHDと診断→精神科を通院中