こんにちは。ADHDの診断を受けて5年が経ちました。

また無意識にしてしまった……
「なんだか頭がごちゃごちゃして集中できない」
「気がつくとスマホをいじってしまう」
そんな状況が続いていませんか?
わたしもADHDの特性とスマホ依存が重なって、日常生活に支障をきたすことが多くありました。
でも、意識的にデジタルデトックスを取り入れるようになってから、驚くほど心が軽くなったんです。



心がスッキリしました!
今回はADHDの私の視点から、デジタルデトックスがなぜ効果的なのか、そして実践的な方法をお伝えします。
ADHDとスマホ依存の危険な関係


ADHDの私たちにとって、スマホは諸刃の剣です。
なぜADHDの人はスマホ依存になりやすいのか?



どうして止められないの?
- ドーパミン不足を補おうとする
ADHDの脳はドーパミンが不足しがち。
スマホの通知や新しい情報は瞬間的にドーパミンを放出させるため、無意識に求めてしまいます。 - 注意散漫になりやすい
元々集中が続きにくい特性があるため、スマホの「気になる情報」に簡単に注意が逸れてしまいます。 - 衝動性との関係
「今すぐ調べたい」「今すぐ返信したい」という衝動を抑えるのが難しく、スマホに手が伸びてしまいます。



あれ、何をしてたんだっけ?
私も以前は、作業中に何度もスマホをチェックしては「あれ、何をしようとしてたんだっけ?」と本来の目的を忘れることの繰り返しでした。
デジタルデトックスがADHDに与える3つのメリット


1. 集中力の回復
スマホから離れることで、脳が本来持っている集中力を取り戻せます。私の場合、午前中だけでもスマホを別室に置くようにしたところ、作業の効率が格段に上がりました。



集中力が戻りました!
2. 不安感の軽減
SNSの情報過多や常に「つながっている」プレッシャーから解放されることで、心の負担が軽くなります。ADHDの私たちは感情の起伏が激しいことが多いですが、デジタルデトックスは感情の安定にも効果的です。



心が軽くなります
3. 睡眠の質向上
ブルーライトの影響を減らすことで、睡眠の質が改善されます。ADHDの人は睡眠障害も併発しやすいため、これは特に重要なメリットです。
実践!ADHDのためのデジタルデトックス方法


タイムロッキングコンテナを活用する
最も効果的だったのが、タイムロッキングコンテナの使用です。


衝動的にスマホに手が伸びそうになっても、物理的にアクセスできないので強制的にデトックスできます。
「意志力に頼らない」のがポイントです。
瞑想で心を整える
デジタルデトックス中は、瞑想を取り入れるのがおすすめです。


最初は5分から始めて、徐々に時間を延ばしていきました。
ADHDの特性で「じっとしているのが辛い」と感じる方も多いと思います。
それでも継続することで確実に効果を実感できます。
自然に触れる時間を作る
都内在住の私が特に効果を感じているのが、自然に触れる時間です。



緑に囲まれると癒されますね
浜離宮庭園の年間パスポートを購入してから、月に1回は必ずと言っていいほど足を運んでいます。
四季折々の植物を眺めながら歩いていると、頭の中のノイズが自然と消えていくんです。
庭園の中では、意識的にスマホを見ないようにしています。
その代わりとして
- 鳥の鳴き声に耳を傾ける
- 風の音を感じる
- 花の香りを嗅ぐ
- 季節の変化を五感で感じる
これらの体験が、ADHDで過敏になりがちな神経系を自然にリセットしてくれます。
「小銭と本だけカフェ」のススメ
最近お気に入りの方法が、スマホを家に置いて、小銭と本だけ持ってカフェに行くことです。



連絡が来たらどうしよう
最初は「連絡が来たらどうしよう」と不安でしたが、実際やってみると……



集中して読書ができました!
- 本に集中できる時間が格段に増えた
- カフェの雰囲気をゆっくり味わえるようになった
- 「今この瞬間」に意識を向けられるようになった
- 創造性が高まった
たった2〜3時間の「プチデトックス」でも、驚くほど頭がスッキリします。



身軽が一番ですね
ちなみに、小銭だけ持参する時は薄い財布が重宝しています。
ポケットに入れても邪魔にならず、「必要最小限だけ持つ」というデジタルデトックスの精神にもぴったりです。
無理をしないデジタルデトックスのコツ


段階的にスタート
いきなり長時間のデトックスは挫折の元。



すこしずつ始めましょう
- 食事中はスマホを見ない(30分程度)
- 就寝1時間前はスマホを別室に置く
- 朝起きてから1時間はスマホを触らない
この3つから始めてみてください。
代替活動を用意する
スマホを触る代わりに何をするか、事前に決めておくのが大切です。



何をしましょうか?
- 読書
- 散歩
- 瞑想
- 絵を描く
- 楽器演奏
- 庭園巡り
私の場合は、庭園散歩と読書が最も効果的でした。
完璧を求めすぎない
ADHDの特性上、「完璧にやらなきゃ」と思いすぎると続きません。たまに失敗しても自分を責めず、「また明日から頑張ろう」という気持ちで続けることが大切です。



完璧じゃなくても大丈夫ですよ
まとめ:デジタルデトックスでADHDライフを豊かに


デジタルデトックスは、ADHDの私たちにとって単なる「スマホ断ち」以上の意味があります。
散らかりがちな思考を整理し、本来の集中力を取り戻し、感情を安定させる。
そして何より、「今この瞬間」を大切にする心を育ててくれます。
都内の喧騒の中でも、浜離宮庭園のような緑豊かな場所は必ず見つかります。
小さな一歩から始めて、あなたなりのデジタルデトックスを見つけてみてください。
ADHDだからこそ感じられる、心の変化がきっとあるはずです。



一緒にがんばりましょうね!
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