ADHD向け焼肉戦略:マルチタスクで失敗しない3つのコツ

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焼肉って、実はマルチタスクの宝庫

みなさんは焼肉が好きですか?

そーたろう

私は大好きです!

でも正直に言うと、いつもお肉を焦がしてしまって「もったいないなあ」と思うことが多いんです。

そーたろう

また焦がした……

ADHDの特性として、多くの人がワーキングメモリの困難を抱えています。一般的にはワーキングメモリが低い傾向にありますが、私の場合はやや珍しく、IQ検査でワーキングメモリが117でした。ただし処理速度が92と低めでした。

そーたろう

時間に弱いタイプでしょうか?

つまり、複雑なことは考えられるけれど、時間に追われるとミスが増えるタイプです。

今回は、焼肉チェーン店「焼肉ライク」での体験をもとに、ADHDの人が焼肉を楽しく美味しく食べるための戦略をまとめました。

焼肉で何をしているか整理してみよう

まず、焼肉を食べるときに何をしているか整理してみましょう。

使う道具

  • トング(お肉を焼く・移動させる)
  • 箸(食べる)

やっていること

  1. お肉や野菜を網に乗せる
  2. 焼け具合を見極める(注意力が必要)
  3. 焼けたものを取り皿に移す
  4. 食べる
  5. 同時に次のお肉も焼く

理想的には、食べながら次のお肉の焼け具合をチェックして、タイミングよく裏返したり取り上げたりする必要があります。

そーたろう

これはけっこう大変ですね……

なぜ私たちは焼肉で失敗するのか

焼肉中の私の頭の中はこんな感じです:

そーたろう

お肉焼こう → 野菜も焼こう → キムチ美味しい → ご飯も食べたい → でもお肉のためにご飯残したい → そろそろ裏返す? → どのタレにしよう → あ、焼けてる? → 美味しい! → ご飯進むなあ…

注意が色々なところに向かって、結果的にお肉から目を離してしまうんですね。

そーたろう

気づいたら真っ黒に……

問題点 はこちらになります

  • 視線が焼き網とテーブルを行ったり来たり
  • 時間制限(焼けるまでの時間)があるプレッシャー
  • 複数のタスクを同時進行する必要がある

処理速度が低い特性があると、「急がなきゃ」という焦りでかえってワーキングメモリが上手く働かなくなってしまいます。ワーキングメモリが高めの私でもこうなのですから、一般的なADHDの方(ワーキングメモリが低い傾向)にとっては、焼肉のようなマルチタスクはより大変かもしれません。

戦略1:道具の使い分けをやめる

最初に試したのは「両手作戦」でした。利き手でない方にトングを持って、両手で作業効率を上げようとしたんです。

そーたろう

効率よさそう?

結果:失敗

そーたろう

やっぱりダメだった

利き手でない方のトングは思うように使えず、かえってお肉を取るのに時間がかかって焦がしてしまいました。器用さが求められる作業では、慣れない方法は逆効果でした。

戦略2:全部焼いてから食べる作戦

次に考えたのは「焼肉丼作戦」です。

手順

  1. すべてのお肉を先に焼く
  2. 焼けたものをご飯の上に乗せる
  3. 焼き終わってから焼肉丼として楽しむ
焼肉丼のメリット焼肉丼のデメリット
 「焼く」に集中できる
 食べる楽しみを後にとっておける
 食べるまで我慢するのが辛い
 一度にたくさん焼こうとし
   かえって管理しきれなくなる可能性
 焼きたての美味しさを逃してしまう

これは人によって向き不向きがありそうです。

戦略3:時間を区切る【最もおすすめ】

一番効果的だったのは「時間区切り作戦」でした。

そーたろう

これだー!

  • 「焼く時間」と「食べる時間」を明確に分ける
  • 焼いているときは焼くことだけに集中する
  • 一度に管理できる枚数だけ焼く(2-3枚程度)
  • 食べているときは新しいお肉を乗せない

具体的な流れ

STEP
お肉2-3枚を網に乗せる
STEP
焼けるまでは焼き網を見る(他のことをしない)
STEP
焼けたら全部取り皿に移す
STEP
落ち着いて食べる
STEP
食べ終わったら次のお肉を焼く

この方法なら、ADHDの特性である「一つのことに集中すると高いパフォーマンスを発揮できる」点を活かせます。ワーキングメモリが高い私の場合でもそうですし、ワーキングメモリが低めの方でも、タスクを単純化することで成功しやすくなるはずです。

そーたろう

集中できました!

焼肉ライクはADHDに優しい環境

焼肉ライクは一人焼肉に特化した店舗なので、ADHD向けの環境が整っていました:

  • 個別ブース:周りの音や動きに気を取られにくい
  • シンプルなシステム:券売機→着席→タブレット注文→セルフサービス
  • 必要な道具が近くにある:引き出しに箸とおしぼりがセット

まとめ:自分の特性を理解して楽しく食べよう

ADHD向け焼肉攻略法のポイント:

  • 複雑なマルチタスクを避ける:道具の二刀流は無理しない
  • 時間を区切る:焼く時間と食べる時間を分ける
  • 管理可能な量にする:一度に2-3枚程度
  • 環境を選ぶ:集中しやすい店舗や席を選ぶ

ワーキングメモリが高くても処理速度が低い場合、時間に追われる状況では本来の力を発揮しにくくなります。でも、自分の特性を理解して工夫すれば、焼肉だって十分に楽しめます。

大切なのは「完璧にやろう」とせず、「美味しく楽しく食べよう」という気持ちです。たまにお肉を焦がしても、それはそれで香ばしくて美味しいかもしれませんしね。

みなさんも自分なりの焼肉戦略を見つけて、美味しいお肉を楽しんでください!

そーたろう

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この記事を書いた人

「生きづらさを感じる人の心と身体に寄り添い、すこしでも力になる文章を届ける」を意識しながら発信しています。
都内在住の32歳/理学療法士/趣味はサウナと庭園巡り
バイトをクビ→課題を忘れて大学を留年→仕事でも落ちこぼれ→ADHDと診断→精神科を通院中

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