「今日もまた頭が痛い…」
これ、すごくよくわかります。実は私自身もADHDの診断を受けており、以前は頭痛に本当に悩まされていました。一般的にADHDの方は、そうでない方よりも頭痛に悩まされることが多いといわれています。
過集中でパソコンに向かいすぎたり、人間関係でのストレスが続いたりすると、それが頭痛として現れることがあるんですね。私も経験しているからこそ、同じ悩みを持つ皆さんの役に立ちたいと思っています。
今回は、ADHDの方によく見られる「緊張性頭痛」と「偏頭痛」について、それぞれの特徴と実際に効果があった対処法をご紹介します。自分の頭痛のタイプを知ることで、より効果的な対策を取ることができるはずです。
ADHDと頭痛の関連性

私自身の経験も踏まえて、ADHDの方が頭痛を起こしやすい理由をご説明します:
ストレスによる影響
ADHDの特性により、日常生活でのストレスが蓄積しやすく、これが頭痛の引き金となることがあります。私の場合、注意力が散漫になって仕事でミスが続いたときや、マルチタスクで頭がパンクしそうになったときに、特に頭痛が起こりやすかったです。
睡眠リズムの乱れ
ADHDの方は睡眠障害を併発することが多く、不規則な睡眠パターンが頭痛の原因となることがあります。私も夜中に「あれもこれもやらなきゃ!」と思って眠れなくなり、翌日頭痛に悩まされることがよくありました。
感覚過敏
音や光に対して敏感な方も多く、これらの刺激が頭痛を誘発することがあります。
オフィスの蛍光灯がまぶしすぎたり、周囲の雑音が気になりすぎたりして、それが頭痛につながることも実際に経験しています。

周りがすごく気になります
緊張性頭痛の特徴と対処法


緊張性頭痛とは
緊張性頭痛は、頭全体が締め付けられるような痛みが特徴的です。ADHDの方の場合、集中を要する作業や人間関係でのストレスが原因となることが多いです。
主な症状
- 頭全体が重い感じがする
- 締め付けられるような痛み
- 肩こりや首の痛みを伴うことが多い
- 数時間から数日間続くことがある
- 吐き気はあまり伴わない
ADHDの方に多い原因
- 長時間の集中作業: 過集中状態が続くことで、筋肉が緊張し頭痛を引き起こす(私も気づくと5時間ぶっ続けでパソコンに向かっていることが…)
- 姿勢の問題: 集中しているときの姿勢が悪く、肩や首の筋肉が凝る
- 精神的ストレス: 社会的な場面でのプレッシャーやストレス
- 睡眠不足: 夜更かしや睡眠の質の低下
対処法
即効性のある対処法
- 首や肩のマッサージ
- 温かいタオルで首を温める
- 軽いストレッチやヨガ
- 深呼吸やリラクゼーション
予防のための生活習慣
- 定期的な休憩を取る(ポモドーロ・テクニックが本当におすすめ!)
- 正しい姿勢を意識する(アラームで姿勢チェックを習慣化)
- ストレス解消法を見つける(私は散歩が効果的でした)
- 規則正しい睡眠リズムを保つ(これが一番難しいですが…)



ポモドーロ法は本当に救世主でした!
私がよく利用しているポモドーロ動画がこちらです。
偏頭痛の特徴と対処法


偏頭痛とは
偏頭痛は、脈打つような強い痛みが特徴で、ADHDの方では感覚過敏や睡眠障害が引き金となることが多いです。
主な症状
- 脈打つような激しい痛み
- 多くの場合、頭の片側に起こる
- 光や音に敏感になる
- 吐き気や嘔吐を伴うことがある
- 数時間から数日間続く
- 前兆として視界がチカチカすることがある
ADHDの方に多い原因
- 感覚過敏: 光や音などの刺激に敏感で、それが引き金となる(私はコンビニの照明だけでも頭痛になることが…)
- 睡眠パターンの乱れ: 不規則な睡眠や睡眠不足
- ストレス: 急激なストレスの変化(意外にもストレスが解放されたときにも起こる)
- 食生活の乱れ: 食事を抜いたり、特定の食品による誘発
- 気圧の変化: 天候の変化に敏感な方が多い(私も雨の前日は要注意です)
対処法
急性期の対処法
- 暗くて静かな場所で休む
- 冷たいタオルで額を冷やす
- 軽いマッサージ(こめかみや首筋)
- 水分補給をしっかり行う
- 医師に処方された薬を適切に服用
予防のための生活習慣
- 規則正しい生活リズムを保つ
- 引き金となる要因を避ける
- 適度な運動を心がける
- ストレス管理を行う
- 食事のタイミングを一定にする



きっかけを知るのに頭痛日記をつけました
ADHDの方におすすめの頭痛対策


実際に私が試して効果があった対策をご紹介します。ADHDの特性を考慮した、続けやすい方法を厳選しました。
生活習慣の見直し
- 睡眠環境の改善: 寝室を暗く静かにし、就寝前のスマホ使用を控える(スマホを別の部屋に置くのが効果的)
- 規則正しい食事: 血糖値の急激な変化を避けるため、規則正しい食事を心がける(アラームで食事タイムを設定するのもおすすめ)
- 水分補給: 脱水も頭痛の原因となるため、こまめな水分補給を(私は1時間おきのアラームで水分補給チェック)
- 適度な運動: ウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で
ストレス管理
- リラクゼーション技法: 深呼吸、瞑想、ヨガなど(最初は5分から始めるのがコツ)
- 趣味の時間: 好きなことをする時間を意識的に作る(カレンダーに「趣味タイム」として予定を入れるのがおすすめ)
- サポートネットワーク: 家族や友人との良好な関係を築く


環境調整
- 照明の調整: 明るすぎる光を避け、間接照明を活用(ブルーライトカットメガネも効果的)
- 音環境の配慮: ノイズキャンセリングイヤホンなどを活用
- 作業環境の整備: 集中しやすい環境を整える(私は視界に入る物を極力減らしました)
医療機関を受診すべきタイミング


以下のような症状がある場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします:
- 頭痛の頻度や強さが増している
- 発熱や意識障害を伴う
- 頭痛のパターンが急に変わった
- 日常生活に大きな支障をきたしている
- 市販薬が効かない



心配ならまずは医師に相談しましょう
まとめ


同じADHDという特性を持つ仲間として、頭痛の辛さは本当によくわかります。でも、自分の頭痛のタイプを理解し、適切な対処法を身につけることで、症状を軽減し、より快適な生活を送ることができるようになります。
私自身も試行錯誤を重ねながら、緊張性頭痛と偏頭痛、それぞれに効果的な対処法を見つけることができました。大切なのは、自分の頭痛パターンを観察し、引き金となる要因を特定することです。
完璧を目指さず、できることから始めてみてください。生活習慣の改善、ストレス管理、環境調整など、まずは一つずつでも大丈夫です。そして、症状が改善しない場合や心配な症状がある場合は、遠慮なく医療機関を受診してくださいね。
頭痛に悩まされることなく、ADHDの特性を活かしながら、自分らしい生活を送っていけるよう、今回の情報が少しでもお役に立てれば嬉しいです。一緒に頑張っていきましょう!
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